スーパーGT SUGOラウンド GT500、タイヤ無交換作戦を選択したフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 柳田/佐々木組が、大逆転の優勝!!
スーパーGT 第4戦 SUGOラウンド GT500は、予選Q1での赤旗による影響から、9番手に沈んだフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 柳田/佐々木組が、決勝レースでは、中盤のセーフティーカー中の判断からタイヤ無交換を選択し、見事、勝利を勝ち取りました。GT300は、タイヤ無交換を選んだマネパ ランボルギーニ GT3を交わして、タイヤ4本交換を選択したTOYOTA PRIUS apr GTの嵯峨/中山組が、見事、優勝に輝きました。
GT500
レースは、予選トップのWAKO’S 4CR RC Fのカルダレッリが、1コーナーでGT300車両と接触し、スピンによる後退から始まり、前半のスティントでは、WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛の走りが光っていました。先週のスーパーフォーミュラでの3位に続いてイケイケな走りをしている様に感じました。特に、DENSO KOBELCO SARD RC Fのコバライネンとのトップ争いは、見ごたえがありました。(結局、抜けませんでした)
レースの半分が終了すると、上位チームが給油・タイヤ交換のため、ピットインしてきました。全車、ピットインを済ませると、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが、トップに立っていました。この時、タイヤ無交換作戦に気が付きました。
レース終盤になると、LEXUS RC F勢の怒涛の追い上げがあり、盛り上がってきっところで、GT300車両が、最終コーナーでクラッシュし、赤旗中断。結果、残り、5周で、レースの75%以上を消化していたということで、レース成立、終了となりました。
- 優勝 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 柳田真孝 / 佐々木大樹
- 2位 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン / 平手晃平
- 3位 ZENT CERUMO RC F 立川祐路 / 石浦宏明
見ている方としては、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 対 LEXUS RC F勢の争いをもう少し、見たかったなと思います。
今日の注目は、YOKOHAMAタイヤを履いたWedsSport ADVAN RC F 関口雄飛と、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木大樹の2人だったと思います。
GT300
ポールポジションスタートのVivaC 86 MCの土屋武士が、序盤、後続との差を7~8秒と広げたが、中盤のセーフティーカーにより、ほぼ、0となってしまいました。中盤でのピットイン後は、タイヤ無交換作戦のマネパ ランボルギーニ GT3 織戸学が、GT500と同様、いつの間にかトップに立っていました。
終盤に入ると、VivaC 86 MCの松井孝允をTOYOTA PRIUS apr GTの中山雄一がとらえ、そのままの勢いで、タイヤ無交換作戦のマネパ ランボルギーニ GT3 織戸学もとらえ、GT500とは逆に、タイヤ4本交換を選んだ、TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨/中山組が、優勝となりました。
- 優勝 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀 / 中山雄一
- 2位 VivaC 86 MC 土屋武士 / 松井孝允
- 3位 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人 / 山内英輝
GT500・GT300ともに、明暗を分けたのは、真逆ですが、タイヤ交換の選択でした。
また、GT500のADVAN勢の速さにも、注目です。